レビュー

Posted on 2015年12月24日

これからメジャーになれるか? Windows 10 Mobileを搭載したハイスペック端末、Lumia 950をレビュー

日本でも数が増えてきたWindows 10 Mobile機ですが、そんなWindows 10 Mobileの中でも現在もっともスペックが高い端末となるLumia 950 XLの小型版、Lumia 950を購入してみました。

今回は英Cloveから購入。入荷がのびのびになっていてヤキモキしましたが、無事に年内に届きました。


スペック

Lumia 950の主なスペックは下記のような感じです。

• ディスプレイ:5.2インチ 2560 x 1440
• プロセッサ:Snapdragon 808 1.8GHz ヘキサコア
• RAM:3GB
• ストレージ:32GB + microSD
• カメラ:20MP PureView/5MP
• バッテリ:3,000mAh
• サイズ:145 x 73.2 x.8.2 mm
• 重さ:150 g
• USB-C / Qi
Lumia 950 XLではSnapdragon 810でしたが、Lumia 950はSnapdragon 808にダウンしています。それでもWindows Phone、Windows 10 Mobile機の中ではトップクラスです。

写真レビュー

そんなわけでさっそく開封。
最近は小さめの箱が主流ですが、これは大きいですね。その分薄いですけど。



箱を開けると端末が鎮座しています。



中身です。USB-CケーブルにACアダプタ、そして本体。ACアダプタは英国仕様なのでBFタイプです。



本体正面。液晶はかなり奇麗です。最近の端末にしてはベゼルが広めかな?という印象はありますが、ほとんど気になりません。



普段はわかりませんが、右上に虹彩認証(Windows Hello)用の赤外線カメラがあります。



背面。カメラの周りは気持ち盛り上がっていますが、シンプルな形状です。



そして最近のハイエンドモデルにしては珍しく、背面カバーが外れます。カバー側に端子があるのは、ワイヤレス充電とNFCのアンテナがあるためですね。

それにしてもこのバッテリサイズで3,000mAhもあるのは信じられません。



SIMスロットはバッテリを外さないとアクセスできません。microSDとの2段重ねになっています。



本体向かって右側面にボリューム、電源、カメラキー。



左側面には何もありません。



上面には3.5mmジャック。



底面にはUSB-Cポート。左端に見える切り欠き部から背面カバーを外せます。


他の端末と比較

同じ5.2インチのNexus 5Xと比較。サイズはほぼ同じです。Nexus 5Xよりも角ばったイメージですね。

並べてみると、Lumia 950のほうがベゼルが広いのがわかります。背面カバーが側面まで来ている構造上、仕方がないのかな?



iPhone 6sと並べるとこんな感じ。


カメラは高画質なのだけど……

Lumiaの900番台ハイエンドモデルということで、Lumia 950のカメラもZEISSレンズの20MP PureViewとなっています。といっても、Lumia 1020のようなハード式ではなく、Lumia 1020やLumia 930と同様にソフト的なPureViewです。



DNG(RAW)にも対応しており、通常のJpegと同時にDNGで撮影することも可能です。また、iPhone 6sで追加されたライブフォトを撮影することも出来たりします。

露出やISO、シャッター速度などを変更できるプロモードも搭載。とはいえ、たいていの場合は自動設定でも問題ないと思います。



ところで、純正のカメラアプリで撮影すると、撮影後に「フィニッシュ タッチ」というのを勝手に適用されてしまいます。画質の自動調整を行っているようで、コントラストがやや高めになる感じです。

下図の上側が撮影直後の素の状態、下側がフィニッシュタッチが適用された状態です。



保存される写真は適用後のほうだけ。



正直この機能は余計なお世話なので無効にしたいのですが、その方法がわかりませんでした。950XLを購入した人の話では、撮影後に写真の明るさを変更できる「リッチキャプチャ」を無効にすればフィニッシュタッチも無効になる、ということだったのですが、私のLumia 950は無効になりませんでした。


まとめ

ハード的には非常によくできており、Snapdragon 808にRAM3GBというスペックも相まって動作もキビキビしています。

ただ、やはりというかなんというか、Windows 10 Mobileはまだまだ過渡期という感じで完成度はAndroidやiOSと比べてしまうと今一つという感じです。

日本語対応も不十分で、ところどころでいわゆる中華フォントが表示されたり、日本語変換がダメダメだったりと粗を探すとキリがありません。そもそもアプリの数も足りておらず、Gmailの純正アプリがないというのもがっかりポイントです。

端末自体の出来がいいだけに、ソフト的な未成熟さが目につくのですが、ディスプレイをつなげてPCライクに使えるContinuumや虹彩認証でのロック解除など特徴的な機能も追加されておりこれからどう化けていくのか楽しみな端末でもあります。

とくにContinuumはいまのところ正式対応している2機種のうちの1つ(もう一つはLumia 950XL)ということで、近いうちに試してみたいと思っています。

そんなLumia 950、買いかどうかと聞かれると、Lumia好きなら買って損はなく、またスマートフォンにカメラ性能を期待する人も買って後悔はないでしょう(上でフィニッシュタッチで自動調整されてしまうとかネガティブなことを書いていますが、カメラの性能、画質ともに満足はしています)。

逆に買ってすぐ使えるような完成度を求めているなら、手を出さないほうがいいでしょう。

不自由な点も含めて最新のWindows 10 Mobileをいじり倒したいという人にとっては最高の端末ではないでしょうか。

==この記事を書いたライター==
・ライター名 : 山本竜也
・ライターツイッター:@dreamseed
・ライターブログ:Dream Seed(http://www.dream-seed.com/weblog)
・ライターから一言:パソコンやスマートフォン、その他ガジェット全般が大好きな3児の父親です。いつか専業主夫になる日を夢見て日々ブログを書いています。

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